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やんちゃ日記

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オーパスの膝蓋骨脱臼

オーパスの膝蓋骨脱臼の治療の経過です。
何だかダラダラとまとまりなく長くなってしまいました。
よろしかったらお付き合いください。



オーパスは某大手ペットショップから迎えました。
ガラス張りの広い空間で犬種も問わず犬も猫も楽しそうに遊んでいるパピーたちの姿を見て
迎えるならここからがいいかしら~と漠然とではありましたが思っていました。
そんなある日、たまたまショップの人と話していたところ

昨日きたばかりで、まだショップに出していない子ですが・・・と
奥から連れてこられたのがオーパスでした。


初めてオーパスと会ったとき
この子は先天性の膝蓋骨脱臼のグレード2で今のところ日常生活に支障はないけれど
この先治療が必要になるかもしれないし
手術をしなくてはいけなくなるかもしれませんという説明を受けました。


オーパスと一緒に紹介してもらった兄弟は健康そうな子でした。


健康で元気いっぱい、何の問題もない子を望んでいたのは言うまでもありません。
嫌な言い方ですが選ぼうと思えば選べたのです。
でも・・・あの時、オーパスと会った瞬間
この子の生涯はどんなことがあっても私が責任を持つ!と思ったのです。
何故あの時そんな思いになったのか不思議です。
これが運命と言うならば運命だったのでしょう。




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オーパスを迎えたのは冬の寒い日でした





オーパスは膝蓋骨脱臼を除いてはいたって健康で、病気という病気はしたことがありません。
なので病院にかかることはほとんどありませんでした。
それでも、ワクチンや狂犬病、フィラリアの薬をもらいに
病院に行くたびに膝蓋骨脱臼のことは相談しました。

3ヶ所の病院で
「日常生活を気をつけて1歳までに症状が出なければ大丈夫でしょう」
と診断されてきました。

その言葉を信じ、どうか症状が出ませんようにと祈るような思いで
膝に負担がかかるようなことは一切させないよう注意して生活してきました。




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関節にいいというサプリメントもずっと飲ませてきました


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膝にいいと聞いてプールにも通いました






オーパスはスクスクと成長し何の症状も出ないまま1歳の誕生日を迎えることができました。

オーパスの膝蓋骨脱臼_a0007906_11355695.jpg
Special Thanks to シャンプーパパ







私は胸をなでおろし、膝蓋骨脱臼が治った気にさえなりつつありました。
そんな頃、翼ファミリーと出会いました。
お気楽に考え楽観視している私を諭すように
膝蓋骨脱臼についていろいろ教えてくださった翼ファミリー。
翼君も膝蓋骨脱臼で通院し苦労された経験をお持ちだったのです。

翼君が診てもらっている病院は
膝蓋骨脱臼に関してもとても詳しいので一度診てもらっては?
というアドバイスをいただき一度診てもらうことにしました。




診察結果は衝撃的なものでした。
治っているどころか、グレードは2~3でむしろひどくなっていました。
治療の経過をみてからの判断になるけれど
やはり手術が必要かもしれないということでした。
症状は出ていなかったし、とても元気だったので
何の問題もないと思っていたのは大きな間違いでした。



症状が出ていなかったのは、先天性で生まれたときからのものなので
自分の中で上手く折り合いをつけ症状を出さないようコントールして生活してきたのでしょう。
痛みはともなっているはずですよ。
生まれたときから付き合ってきている痛みなので
痛みを痛みと認識していないのかもしれませんが・・・。



診察を受けているときは我慢しましたが、帰りの車の中では涙がとまりませんでした。
オーパス、ずっと痛かったんだ・・・。



確かにオーパスは遊んでいるときもランで走っているときも動きがにぶいところがありました。
そんなオーパスを勝手にこの子は運動神経の鈍い子なんだときめつけていました。
痛くて激しく動けなかった・・・ということなの?




この日から週1回のレーザー治療のための通院が始まりました。
自宅では毎日朝晩片足200回ずつ、両足で400回の屈伸運動です。


通常の散歩等の運動では足の外側の筋肉しかつかないとのこと。
この屈伸運動によって内側に筋肉をつけ
筋肉によって脱臼状態にある骨を通常のあるべき場所にもっていくという治療です。
治療が順調で成果が出れば手術はしなくてすむのです。
朝晩400回の屈伸運動なんて何のその・・・です。


もちろん外側の筋肉も大切なので日々のお散歩もかかせません。




レーザー治療を始めて8ヶ月がたちました。




昨年末、経過も順調で忙しいかったこともあり
屈伸運動も通院も疎かになってしまった時期がありました。
久しぶりに先生に診てもらったところ・・・先生は触診しただけで
通院も屈伸運動も疎かにしてしまっていることが一目瞭然にわかってしまいました。
筋肉は堅くなり、きちんと収まりつつあった膝も、またゆるゆるになってしまっていたのです。

寒い時期は筋肉も硬直しがち。
今が肝心、頑張りどころなんだよ。
冬になる前にいい状態に持っていきたかった・・・と叱られてしまいました。
手術が必要になってくるかもしれないとまで言われてしまいました。


どうしても必要なら手術も仕方ないとは思います。
でも、避けれるものなら避けたい。


その日を境に再び屈伸運動を頑張り、治療にもまじめ(笑)に通いました。



おかげさまで経過はとても順調でグレードも1に下がり
週1のレーザー治療が2週に1度になりました。
この状態で行けば手術もしなくても大丈夫でしょうとのことでした。



運動神経が鈍いなんてとんでもない。
今ではピョンピョンうさぎのように跳ね回っています。
空中でヒョイっと向きを変えちゃうようなアクロバットな動きもするようになりました。
2歳を過ぎた今でもやんちゃっぷりは増す一方です。

やっぱりかけっこは遅いようですが・・・(苦笑)



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そんなやんちゃっぷりが嬉しくて嬉しくて仕方ありません。






今通っている病院と出会う前にお世話になっていた病院の先生方も
とても熱心な先生ばかりで大好きでした。
オーパスの病院好きは、今まで診てきてくださった先生方が
暖かく接してくださったおかげだと思っています。



でも・・・



もし膝蓋骨脱臼と診断を受けたことがあったり
膝がゆるいと言われたことがあったり、ケンケンすることがあったりの場合
是非一度、膝蓋骨脱臼に詳しいと言われている先生に診てもらってみてください。
(今お世話になっている病院でよろしければ、いつでも喜んで紹介させていただきます)

現在症状が出ていなくても
年老いて筋肉の力が弱くなってから急に症状が出て
歩けなくなってしまう子もいるそうです。
治療を始めるのが早ければ早いほどよくなるのも早いそうです。
オーパスももう少し速く来てくれていれば・・・と言われました。
逆に今の段階で来てくれてよかったとも言われました。



病院を紹介してくださった翼ファミリーの翼君は1年半の通院を経てすっかりよくなり
膝蓋骨脱臼には厳禁のアジリティができるようにまでなりました。




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Special Thanks to 翼ぱぱ




オーパスをはじめ
どのワンちゃんも最後のときを迎えるその瞬間まで
自分の足で元気に歩いていて欲しいという思いでいっぱいです。



オーパスの膝蓋骨脱臼_a0007906_113050100.jpg
Special Thanks to 翼ぱぱ


まだまだ道半ばの闘病記ですが少しでも皆さんの参考にしていただければ嬉しいです。



最後まで読んでくださってありがとうございましたm(_ _)m
by riri00_ta | 2008-02-09 12:27 | 成長
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2005年10月9日生まれ       いくつになっても           甘えん坊なやんちゃ坊主            トイ・プードル オーパスとの           何気ない毎日


by riri00_ta
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