1/5 優しい母、強き母
特定非営利活動法人ラブラドール社会福祉協会の主催
国際セラピードック協会で行われているセラピードッグ訓練会中級に参加してきました。
このセラピードッグ訓練会に参加するにあたって積極的だったのは珍しくtomo。
去勢手術もしてしまっているし、オーパスに生きがいを与えたいということらしいのです。
男の人の思いからすると去勢手術をするということは特別なことなのかしら・・・!?
電車で会場の銀座まで。
キャリーバッグにすっかり慣れたオーパス。
電車での移動にも自信がついてきました♪
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セラピードッグの活動が果たしてオーパスにとって生きがいに成るのかどうか。
何と言ってもスーパーやんちゃ坊主のオーパス。
好奇心旺盛で遊ぶこと大好き
静かなときは寝ているときか食べているときか悪戯(汗)をしているときぐらい。
2歳を過ぎた今でもそのやんちゃっぷりは衰えを見せません。
お約束事の多いセラピードッグが果たして務まるかどうか・・・。
逆にストレスになってしまうのではないかしら・・・。
フリーラウンドからレッスン開始。
自由に歩きながら通常歩行、早足歩行、ゆっくり歩行、お座り、ふせ
すれ違う際の他の犬への反応、ハプニングに対する反応の再確認をしていきます。
そうしていくうちに場に慣れ、人に慣れ、他犬に慣れ落ちついていくとのこと。
中級も上級も毎回必ず10分間行うそうです。
中級以上はリーダーウォークが出来ることが大前提。
リーダーウォークもさることながら、人を見ると遊ぼう攻撃
他犬を見るとご挨拶がしたくて仕方ないオーパスにとって既にハードル高し
冷や汗ものです。
そして、更なる冷や汗。
この日は車椅子のと並列歩行のレッスンだったのです。
前回初級に参加させていただいた際
初めて見た車椅子に小さい声ながらも「ウォッフ」と吠えたオーパス。
どうにも苦手だったようなのですが・・・。
この車椅子との並行歩行ですが
車椅子を利用されている方が犬と一緒にお散歩することによって
自分自身でリードを持ってみたくなり、自分の足で歩いてお散歩がしたくなり、
リハビリに積極的になり、歩けるようになる方も少なくないのだそうです。
私の不安が伝わってはいけないと努めて明るく振舞い
「車椅子と一緒、楽しいねぇ~♪」とずっと笑顔で話しかけ続けていたのが功を奏したのか
最初はかなりへっぴり腰だったものの、どうにか車椅子と一緒に動くことができました。
私が実際に車椅子に座りオーパスを連れての移動もちょっと体験してみたのですが
これがなかなかで、私を一生懸命見ながら
車椅子の動きと速度に合わせてチョコチョコと歩くのです。
我が子の一生懸命ぶりにちょっと感動してしまいました。
一緒に参加したルビーちゃんとMaruちゃん。
2ワンとも頑張っていたね。
さて・・・
オーパスの向き不向きの問題ですが、正直それはまだわかりません。
ただひとつ感じたことは、何かをした後、その都度滅茶苦茶褒めてあげるのですが
その時のオーパスの喜びようったらすごいのです。
日常生活の中では大げさなくらい滅茶苦茶褒めてあげることってあまりなかったので
すごく、すごく嬉しいのかもしれません。
一緒に参加されたMaruちゃんのママ、pintaさんが
「オーちゃん、すっごく得意気な顔をしているね。
ぼくすごいでしょ、褒めて褒めてっ!って言っているみたい」と。
セラピードッグになるためには40ある項目をクリアしなくてはなりません。
高齢者の方や障害をお持ちの方がいらっしゃる施設に
うかがうわけですからお約束事も多いです。
例えばオーパスで言うならば遊ぼう遊ぼうとピョンピョン飛びつくのは厳禁です。
(オーパスは誰にでもピョンピョンしてしまいます)
決してさせてはいけません。
ただ・・・セラピー中ではNGでも私生活ではOKなのです。
そのON、OFFに切り替えが難しいのでは?そう思ってしまうのですが
ママがセラピー中は毅然とした態度で凛とすれば
自然とワンもスィッチが入りシャキっとするそうなんです。
普段は甘えさせてくれる優しい優しいママ、セラピーのときはキリリと強いママ
この切り替えが大事なようです。
褒められて大喜びのオーパスの姿を見て
オーパス、もしかしたら大丈夫かもしれない、出来るかもしれないとちょっと思い
月に一度のレッスン、頑張ってみようかなぁ~なんて思った年明けでした。
上級のワンちゃん達。
ワンちゃん達の自信に満ちた態度はもちろんのこと
感動したのはママ達の毅然と接する凛としたかっこよさです。
by riri00_ta
| 2008-01-12 10:41
| 成長